派遣薬剤師 バイトと派遣の違い

薬剤師アルバイトの現状

まず初めに言っておきたいことは「薬剤師のアルバイトほど高時給のものはない」という点です。

薬剤師という職業の特性上、実はそれも納得なことなのです。

国家資格が必要

ご存知の通り、薬剤師になるためには国家資格が必要となります。

国家資格は当然難しいわけであり、それも薬剤師の国家資格を持つものは、専門の学部で勉強をしていた実績を持たなければなりません。そのことからも薬剤師の国家資格を持つ人が少ないのです。

人手不足

薬剤師は全体的に人手不足です。

「国家資格が必要」でもお話ししましたが、資格を持っている人間がまず少ないわけです。さらに薬剤師は全体の6割が女性といわれています。つまり、結婚や出産を機に、離職をする人が多いのです。

そのため、極端に人手不足に陥ってしまうわけです。

しかし、薬局数は年々増加しており、それも人手不足を起こす原因となっています。

処方箋枚数に応じる

薬剤師が1日のうちで扱える処方箋枚数は40枚と定められています。これは1年間というスパンで見る話であり、必ずしも1日40枚を守らなければならないということではありませんが、それでも定められた数字を超えるのは好ましくありません。

そのため、例えば多くの患者さんが来る薬局の場合、どうしても薬剤師の確保が必要となってきます。1人いるかいないかで処方箋40枚分の利益を得るかえないかということになります。

本来ならば、多くの患者さんが来てくれ、大きな利益が出るはずなのに、薬剤師の人手不足により利益が得られなくなってしまうのです。

人材確保のための方法

このようなこともあり、何とかしてでも人材を確保したいと、どの薬局でも思っているわけです。

そのためには、自分の薬局で働いたほうが、他の薬局で働くよりもメリットがあるということ求人を出す段階で示す必要があります。

働き場所を探す薬剤師が求人で一番目につく項目が、「給与」と「労働条件」となります。

そのため、求人を出す側はこの2つの項目を、他のライバル薬局の求人よりも良い数字にしようとします。

これにより競争が起こり、薬剤師の時給は高騰するのです。

一般的に、薬剤師のアルバイトは1時間に2000円~3000という場合が多いです。しかし最近では時給が3000円以上ということも、特に珍しいことではありません。場合によっては4000円、5000円と、一般のアルバイトに比べかなり優遇された金額となるわけです。

そのため、もし薬剤師の国家資格を持っているのであれば、そして、アルバイトを考えているのであれば、他の職業ではなく、薬剤師のアルバイトを選択すると良いと思います。

薬局について思う事

先日薬局に常備薬を購入しに行ったところ、大きな薬局なのにも関わらず置いていないといわれました。私にはよくわからないのですが第1種の薬は薬剤師が不在でおけないスタイルの薬局という話でした。近所に最近できたばかりの規模の大きな店だったので驚きましたが、仕方なくいつも買っているさびれた薬局に行き無事購入できました。

その経験からそういえば薬局には薬剤師がいるところといないところがあり、薬剤師が要るところは処方箋受付と書いてありますし、薬剤師がいない薬局にはおいていない薬が置いてあることに気付き始めました。

薬局は広さや新しさで選んでいましたし、通りがかりで古いところに立ち寄ることはあっても、日用品や食品なども買える大型店が好きなので、そのようなところばかり行っていましたが、いざ医薬品を買う時になるとおいていないことが何度かありました。どの薬の扱いが無いのかは薬局で聞いて初めて分かるので結構不便です。

昔は医薬品にそのような区分はなかったように記憶していますが、レジも薬剤師が居るレジでないと買えない商品などがあり、かなり不便に思うことがあります。日用品と医薬品が近くに置いてあり同じかごに入っているのに、レジに行くとこの薬は薬用のレジで買うようにと言われたことが何度かあります。

最近は薬を買うと決めているときは、古い薬局でも処方箋扱いの薬剤師が居るところで買い物をすることにしています。そうすれば、薬についての質問にも親切に応えてもらえますし、基本的に薬局で取り扱いのあるはずの商品は買うことができるからです。

以前も鎮痛薬を探していたら親切な薬剤師の方が声をかけてくれて、色々親切に助言をくれたので自分の症状に合った鎮痛薬を選ぶことができてとてもうれしかったです。店構えは古かったり日用品の種類は選べなくても、薬はやはり薬剤師の方に説明を受けて買ったほうが良いと思います。

私が医療機関と薬局に通う線引きをしている目安としては、費用や手間の問題です。たとえば、腰痛や打撲で湿布薬が欲しい場合、長期にわたりそうなケースでは薬局で買うよりも医療機関で健康保険を適用して購入したほうが安くなります。医療機関は待ち時間がありますが、価格差がかなり出るようであれば、医療機関に行くようにしています。

薬局で薬を買うメリットは何といっても手軽に短時間で買うことができる点にありますので、一過性のけがや症状で薬も1000円前後で買えるという症状の時は医療機関で処方してもらえる薬でも薬局で買うようにしています。 手間と価格を総合的に考えて無駄の無いように薬を購入することを心がけています。

今後の薬剤師業界における求人倍率と早めの転職が良い理由

何かの職業で働くとなると、しばしば採用確率がポイントになってきます。なぜなら採用率の変化などは、大いに考えられるからです。薬剤師という職業も、それは例外ではありません。

そもそも雇用に関する数字などは、刻一刻と変化する傾向があります。現在は採用率が高めな職業でも、それが今後は低くなる可能性もあります。それを考慮すると、できるだけ急いだ方が良いケースもある訳です。

一例を申し上げると、薬剤師です。結論を言えば、転職や就職などを検討中ならば、できるだけ急いで活動を行う方が良いでしょう。現在は仕事を見つけやすい状況ですが、今後は難しくなると想定されるからです。

現時点における薬剤師は、売り手市場という状況ではあります。求人案件も、数は比較的多めです。他職業と比べると、かなりお仕事を見つけやすい状況と言えるでしょう。

なぜ仕事を見つけやすいかと言うと、需要の増大が挙げられます。医薬分業を含めたシステムにより、今後は薬剤師に対する需要も増えると考えられるからです。需要が多くなれば、当然売り手市場になってきます。

ちなみに人材業界などでは、たまに求人倍率という表現が用いられる事があります。薬剤師は、その倍率が非常に高いです。5倍や7倍というデータもある位です。

5や7という数字は、際立って高い事は間違いありません。全職種における求人倍率は1.0近いですが、この薬に関わる職業は、実に6倍近い数字だからです。他の職業と比べれば、6倍ほど高い確率でお仕事を見つけられるとも言えます。

ですが、それは「現時点」での話です。6前後の数字がずっとキープされるかと言われれば、正直それは難しいでしょう。現に今後に関する試算なども行われています。

数年ほど前にある公的機関が、薬剤師に関するシミュレーションを行いました。それによると、どこかのタイミングで売り手市場が頭打ちになると結論付けられたのです。現時点では採用されやすいですが、ある時期を境に求人倍率が下がると想定されています。

それで倍率が下がってくれば、もちろん薬剤師としての就職や転職なども、ハードルは高くなるでしょう。少なくとも現時点よりは、確実にハードルが高くなる事だけは間違いありません。状況は刻一刻と変わる訳です。

したがって薬剤師の転職を望むなら、今がチャンスとも言えます。しばらくの間は求人倍率は増加する可能性が大ですから、その間に転職活動を行うと良いでしょう。少なくとも倍率が下がった後に活動を行うよりは、遥かに良い薬局も見つけやすいからです。

なぜ薬剤師の求人を探すなら郊外エリアが良いのか

薬剤師の方々は、たまに転職などを考えています。お勤め先の給料に関する不満があって、他の薬局などで働きたいと考える薬剤師も多く見られます。もっと多く収入を受け取れるべきだと考える方々も、たまに居るでしょう。

例えば、現在どこかの薬局で働いているとします。それで毎月25万を受け取っている状況です。しかしその給料では、不満と考える方々も居る訳です。

現在の職場は少々忙しく、25万は少し安すぎると考える方々も居る訳です。25万でなく、少なくとも30万が妥当と思う事例もあります。現に職場によっては、確かに給料水準が不適切な事もあるのです。

しかし別の職場ならば、その問題が解決できる可能性はあります。数多くの求人広告を見ますと、高収入などとアピールされている事があるでしょう。中には収入が高く望める職場も存在する訳です。

ところで薬剤師の収入は、実は地域とは密接な関連性があります。薬剤師という職業は、郊外エリアは収入が高めなのが特徴的です。他の職業とは、やや異なる点と言えます。

全般的に多くの職業では、都会エリアなどは収入が高めな傾向があります。郊外エリアは平均時給が低めで、都会エリアはかなり高めといった具合です。したがって収入の高さを求めるなら、都会エリアの求人が候補になり得るでしょう。

ところが薬剤師という職業は、事情が全く異なります。都会エリアというより、むしろ郊外地域の方が望ましいケースも多々あるのです。都会からやや離れたエリアの方が、高収入が望めるケースも珍しくありません。

なぜ郊外の方が給料が高めかと言うと、人材確保に関する事情があります。そもそも郊外地域ですと、人手がなかなか集まらないケースも珍しくありません。つまり人手不足になってしまうケースが多いのです。

しかし郊外地域の薬局としても、やはり人手は確保したいでしょう。それで給料をやや高めにするケースも目立つのです。27万では集まりが悪いので、30万円以上にする薬局などもかなり多く見られます。

また郊外エリアの薬局などは、交渉に関する成功率も高めです。時には転職における面接にて、人事担当者と給料に関する交渉をする事もあるでしょう。上記で述べたような人手不足に関する問題があり、給料交渉に応じてくれる薬局も数多いです。

こういった事情を考えますと、収入の高さを目的に薬剤師の仕事を探すならば、郊外エリアに着目してみるのも一法です。都会エリアと比べると求人数は少なめですが、やはり収入の高さは魅力的だからです。地域は重要ポイントと言えるでしょう。